SKIP TO CONTENT

現代のネックレス事情

悲しみの席で着けるネックレスとは?

皆さんがパールのネックレスを着ける機会として思い浮かべるのはどのような機会でしょうか。ミキモトで一般女性を対象に行ったWEB調査(※)では、「パールのネックレスを着ける機会」の第1位は「葬儀・仏事」でした。その一方で、悲しみの席に列席するときに、どのようなネックレスを着けたらよいのかわからないという声もあげられていました。
そこで、今回は「悲しみの席で装うネックレス」についてお伝えします。

ブラックフォーマルとパールのネックレス

故人を追悼するために身に着ける装飾品は「モーニングジュエリー」などといわれます。モーニングとは「Mourning(哀悼・服喪)」のこと。英国のヴィクトリア女王は夫アルバート公が亡くなった(1861年)後に約40年間も喪に服し、その間、黒ずくめのドレスとジェット(黒玉/こくぎょく 流木が化石化したもの)を着用したことから “喪に服する時の装いは黒” ということが定着したといわれています。また、ヴィクトリア女王は真珠の愛好家でもあり喪服にパールのネックレスを合わせることも多々あったそうです。
エリザベス女王がウィストン・チャーチル元首相の葬儀(1965年)の際にパールのネックレスを身に着けたことから、喪服にパールのネックレスを着けることが一般に広まっていったようです。最近では、ダイアナ妃やマーガレット・サッチャー元首相の葬儀でもエリザベス女王はパールのネックレスを装っています。
明治以降、日本でも喪の正装を黒としています。通夜・葬儀・告別式・法要など悲しみの席に真珠やジェットを着けることが一般的になりました。

故人を悼む気持ちを大切に考えて

あくまでも悲しみの席ですから華美な印象を与えない節度のある気配りが必要です。 パールのネックレスを着けるときはアコヤ真珠または黒蝶真珠のどちらかが一般的です。真珠の形はラウンド、 ネックレスのスタイルとしては首に沿ったシンプルな一連のチョーカータイプがよいでしょう。 二連・三連以上のネックレスは悲しみや不幸が “重なる” ことを連想させるため、避けるべきとされています。 ゴールデンカラーやバロック、いろいろな真珠を組み合わせたマルチカラーの真珠などは、華やかさや 遊び感覚が強く、悲しみの場にふさわしくありません。
イアリングやリングを着ける場合はホワイトゴールドやプラチナなどの銀色の金具で真珠一粒タイプのものを選び、 ダイアモンドなどの輝く宝石が付いたものや、耳からさがるデザインは避けて。結婚指輪は着けてもよいとされています。
葬儀・仏事などのマナーは地域によってもさまざまです。あくまでも故人を悼む気持ちを大切に、装うジュエリーを選びましょう。

真珠はその上品で清楚な雰囲気から悲しみの席にも着けることができるジュエリーなのです。

※WEB調査概要
調査期間:2011年10月下旬〜11月上旬
対象:20代〜50代の女性、各年代130名、合計520名
・アコヤ真珠のチョーカータイプのネックレスを1本以上所有
・自由に使えるお金が月3万円(年間36万円)以上の方