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LOOK BOOK Style & Story

LOOK BOOK
Shared Light

ジュエリースタイリストの伊藤美佐季さんが提案する「LOOK BOOK」。
“輝く人のジュエリースタイル”をテーマにしたコーディネートを、インタビューを交えてお届けします。

by SAWA & MIA

今回は、1990年代から日本を代表するトップモデルとして活躍するSAWAさんと、
16歳になる愛娘の未愛みあさんの共演でお届けします。

ブラウス ¥115,500 (ジア スタジオ/ザ・ウォール ショールーム)
050-3802-5577

世界の舞台に挑んで辿り着いた新境地

1990年代、名だたるラグジュアリーメゾンのランウェイに登場し、日本が世界に誇るトップモデルとしてのキャリアを確立したSAWAさん。その後は、結婚・出産を経て、活躍の場は日本がメインに。しかし、今年、実に25年ぶりにパリ・ファッション・ウィークに参加。52歳にして、再びパリコレのランウェイを歩く快挙を成し遂げた。

「実は、最初から“パリコレに再挑戦してやるぞ!”と意気込んで出かけたわけではなくて。20代の頃にお世話になったパリのエージェンシーから、“こんな案件がきてるけど、興味ある?”って、一昨年前くらいから少しずつ連絡がくるようになったんです。でも、私の中では、海外のコレクションは20代でやり切ったと思っていたし、またあの世界に引き戻されるのはもういいかな…というのが正直なところでした」。

そんな中、昨年末に友人との別れを経験し、“動けるうちに、会いたい人に会っておこう!”と決意。仕事ではなく、“私のキャリアを築いてくれた人に会いたい”という気持ちで、パリに向かったのだそう。

「実際、パリに行ってみたら、キャスティングが組まれていて、“え? なんで?”と(笑)。でも、せっかくだし挑戦してみようと、新人モデルと同じようにオーディションに行ってみたら、すごく新鮮で楽しかったんです。昔のように気負うこともなく、若いモデルたちが競っていたり、緊張したりしているのを“わかる、わかる”って、客観的に見る余裕ができたんですね」。

ドレス ¥140,800 (ハルノブムラタ/ザ・ウォール ショールーム)
050-3802-5577

まだ見ぬ自分と出会う醍醐味

パリでは15〜20ブランドのキャスティングを回り、見事「リック・オウエンス」のショーに出演。そこで実感したのは、“モデルは自分自身を持ち、深く知っていることが大事”ということ。

「今はパリでも、SNSのフォロワー数やモデル以外の活動が重要だという話を耳にしていましたが、実際には、本質を見るパリではそうしたものは関係なく、誰にでも平等にチャンスがあるのだと感じました。等身大の自分自身を見ていただき、選んでいただけたことは大きな喜びでしたし、30年前と変わらないパリの価値観に再び触れられたことも、とても嬉しかったです。」

コレクションも撮影も、モデルの仕事は全てが一期一会。求められる女性像を瞬時に表現しなければならない厳しい世界で、30年間に渡り勝負し続けることは並大抵のことではない。

「辞めたいと思ったことなんて数えきれないほど。でも、クリエイターの方々がイメージする世界観にピタッとハマって表現できた時には、必ず新しい自分に出会えるんです。そのミラクルを追求するのが大好きで、ここまでやってこられたのだと思います」。

SAWAさんが描くもう一つの挑戦は、日本のファッションモデルを育てること。

「私がパリに行ったことで勇気をもらいました、と言っていただけたことが大きな励みになりました。私自身が経験してきたことを伝えながら、次の世代がもっと自由に世界へ挑戦できる環境をつくっていけたらと思っています。」

輝きは気持ちを引き上げてくれる大切な存在

プライベートでは、Tシャツにデニムのようなシンプルな装いが多いというSAWAさん。そんなデイリースタイルを底上げしてくれるのがジュエリー。

「ジュエリーって、つけた瞬間に気分が華やいだり、シャキッと背筋が伸びたり、ふっと癒されたり…心に響くパワーがありますよね。ジュエリーを身につけない日はない私にとって、とても大切な存在です」。

SAWAさんの理想は、カジュアルにパールをさりげなく合わせたスタイル。

「パールは大好きなのですが、どうしてもフォーマルになりがちで。Tシャツにさらりとパールを合わせられる女性になりたいですね」。

ジュエリーで繋いでいく、娘への愛

今回の撮影では、16歳になる愛娘の未愛さんと共演。一緒にショッピングに出かけ、時に洋服をシェアすることもあるほど仲良しなお二人。SAWAさんは、ジュエリーを買う時には、二人のお嬢様のことを思い浮かべ、家族の絆を繋いでくれる輝きを選んでいるという。

「今は洋服ですが、いつか娘とジュエリーを共有するのが楽しみですね」。

未愛さんにとってSAWAさんは“格好いい自慢のママ”だそう。

「いつも子供達には“自分の好きな道を歩みなさい”って言っているのですが、パリから帰国した時には逆に“今まで私たちを育ててくれてありがとう。これからはママの人生を歩んで欲しい”って言ってくれたことが嬉しくて。私が挑戦することで、娘も何かを感じてくれたらと思っています」。

輝きが、心と呼応して
“新たな自分”を照らし出す

日本人モデルの中でも最高峰と言っていいほどのキャリアをお持ちのSAWAさん。どんなジュエリーでもSAWAさんがつけると、彼女自身に瞬時に溶け込んで、その輝きに見合う表現をしてくれる大好きなモデルさんです。未愛さんは、スタッフと談笑しているときは“愛らしい高校生”という印象でしたが、カメラの前に立つと豹変し、SAWAさんに引けを取らない存在感が醸し出されたことに感激。きっとジュエリーが、未愛さんの中に眠る大人の扉を開き、新たな表情を引き出してくれたのかなと思います。

伊藤 美佐季

プロフィール

SAWA●1990年代、21歳からモデルとしてのキャリアを開始。パリ・ミラノ・NYなど海外のコレクションのランウェイを席巻し、数々の雑誌や広告等で活躍。2021年にメンタルメイクコーチング「ゆうなぎ」設立。モデル業に加え、モデルやクリエイター達のパーソナルメンターとしても活躍。二人の娘の母親でもある。

伊藤美佐季●ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。旬を上手に取り入れつつ、つける人の個性を活かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。近著に「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」(ダイヤモンド社)@jewelryconcierge_m