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LOOK BOOK Style & Story

LOOK BOOK
Style & Story

ジュエリースタイリストの伊藤美佐季さんが提案する「LOOK BOOK」。
“輝く人のジュエリースタイル”をテーマにしたコーディネートを、インタビューを交えてお届けします。

by Momoko Ikuta

美を通じて社会をより良く変えていきたい

「美で社会を変革する」という志のもと、ファッションやアートを通じて社会課題に向き合う社会活動家の幾田桃子さん。アーティスト、デザイナー、教育者など、プロジェクトや課題に応じてアプローチを変えながら、より良い社会へ向かう道を提起している。社会活動をスタートしたのは、アメリカに留学していた高校時代。以来、30年以上にわたり、社会が抱える様々な課題に向き合ってきた。
「例えば環境問題、人種差別、ジェンダー平等、性被害、食料問題など、社会が抱える問題は多岐にわたります。それを変えていくには、継続的に様々な人々と協力しながら社会活動を循環させる必要があるのです。そこで企業や自治体、教育機関などと連携しながら、より良い社会に貢献するために何ができるのかをご相談しつつ、プロジェクトをご一緒しています」。

最近では、横浜市が所有する文化交流拠点「Bank Park YOKOHAMA」の正面を飾るアートオブジェを、幾田さんと夫の千々松由貴さんが手がけたことが話題に。海の環境問題をテーマに、工事現場から出た木材をたいまつに見立てて組み合わせ、廃棄魚網などで装飾した。作品の上部に配置された白いドレスは、ホタテの殻を再利用した網を使っている。このプロジェクトでは、竹中工務店、ニチモウ、東京海洋大学の学生と協業して、海の環境課題を改善していくことを目指し、教育部門のプログラム作りやアートを担当。また、2025年12月にBank Park YOKOHAMAで開催された、海洋汚染について考えるフォーラムでは幾田さんがプログラム作りを手掛け、ミキモトも参加。
「実は私、(ミキモトの創業者である)御木本幸吉さんのことが昔から大好きで。世界で初めて真珠の養殖に成功なさったという素晴らしい功績はもちろんですが、日本の美を世界に発信した偉大な方として、心から尊敬しています。その精神を受け継ぎながら、ミキモトでは自然環境の保全と永続的な養殖事業のために、排出物ゼロを目指したゼロエミッション型の真珠養殖を推進していることや、環境への負荷と貝の負担を減らすことを念頭において水質環境観測システム「貝リンガル」を開発したことなど、様々な取り組みにご尽力なさっていることも存じ上げておりました。そこで、ぜひともこのフォーラムにご参加いただきたいとラブコールを送ったところ、主旨にご賛同いただき、ご一緒させていただく夢が叶ったのです」。

詩的な美を宿すパールは
品格と知性を表現してくれるもの

デザインの中に改善すべきメッセージを埋め込むことで、社会変革を促す取り組みをしている幾田さんの表現方法の一つがファッション。今回、幾田さんが着用している衣装は、彼女自身がデザインしたものとイギリスのデザイナー、アリス・アーチャーとコラボレーションしたもの。
「洋服を作る時の着想源になっているのは、自然と思想のふたつです。例えば、リボンがモチーフになった「ボウ チャーム」のジュエリーを着用した時のドレスは、雲の中に蓮の花が浮かんでいるイメージをデザインしています。雲は平和を、蓮の花はジェンダー平等を表現しているのですね。ダイアモンドのリボンとパールのネックレスは、夢や希望がポンポンポンと連なっているような感じがして、身につけると、とてもポジティブな気持ちになりました」。
パールが肌にあたる感覚がとても心地いいという幾田さん。
「人間も真珠も海から生まれたものだからでしょうか、鉱物である他の宝石とは違って、肌に自然と調和する感じがするんです。パールには幸せや儚さなどを感じさせる詩的な表情があるところにも惹かれます。品格とインテリジェンスが自然に備わっているのが、パールの魅力だと思います」。

美しいものを通じて
新たな世界を築いていきたい

長きにわたり、社会活動を行っていく中で、幾田さんが実感しているのは、「人は、楽しいことについてくる」ということ。
「例えばファッションやジュエリー、アートといった美しいものを介して社会問題を提起すると、皆さん、社会活動を楽しいもの、面白そうなものとして興味を持ってくださるのですね。美を通して社会を変革するというやり方は、誰のことも傷つけずに未来を変えていく力がある。それを推し進めていくことが、私の使命だと思っています」。

生き方とリンクする
ジュエリーづかいを

今回は、幾田さんご自身がデザインなさっているお洋服にジュエリーをコーディネートすることで、彼女の生き方にリンクするようなアプローチを試みました。例えば、ヘアにブローチをあしらったり、コートにスーパーロングのネックレスを合わせたりなど、既成概念を打ち破るようなアレンジで、彼女のアーティスティックな感性や前例のないことに挑戦し続ける強い意志を表現しました。パールの持つ品性と幾田さんの気品が共鳴し、ノーブルでありながらアヴァンギャルドという、幾田さんならではのルックに仕上がったと思います。

伊藤美佐季

プロフィール

幾田桃子⚫︎1976年埼玉県生まれ、株式会社サヴァン代表。社会活動家、芸術家、教育者、実業家。南カリフォルニア大学国際関係学部卒業。2001年米国で子供服のブランドを立ち上げ、2003年に東京・南青山に路面店「Le charme de fifi et fafa(ル・シャルム・ドゥ・フィーフィー・エ・ファーファー)」をオープン。2006年ファッション、アート、建築を中心にデザインを行う会社サヴァン設立。2020年に夫の千々松由貴氏と、人種差別や動物保護といった社会問題をテーマとした新ブランド「MOMOKO CHIJIMATSU」をスタート。様々な企業や自治体、教育機関と連携しながらプロジェクトを推進するほか、講演なども行う。

伊藤美佐季⚫︎ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。旬を上手に取り入れつつ、つける人の個性を活かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。近著に「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」(ダイヤモンド社)@jewelryconcierge_m

衣装すべて スタイリスト私物

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